これこれしかじか

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Love yourself 轉 tear

2018/5/18

ついに発売されましたね〜!!

Love yourself 轉 tear / BTS

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待ってたよー!

私的、初カムバックだよー!

やっと…ついに…という感じです。年末バンタンに出会ってから初めて体験するオリジナルアルバムの発売。

こんなにCD発売を心待ちにしたのいつ以来だろう(遠い目)

Twitterでも感想をダラダラ思いつくままに書いたのだけど、ここにも書き残しておこうと思います。今回は曲を聞いた感想、アルバムに対する思いなんかをありのままに書こうと思います。コンセプトや歌詞に対する考察はあえてしません。あくまで1アーティストのCDレビューという感じで書いていきます。

 

まずは一曲一曲の感想を書く前に私がこのアルバムを初めて聞いて思ったこと。

めちゃくちゃ攻めてるなーというその一言のみ。正直KPOPぽさはなく、いかに洋楽サウンドにしてトレンドを取り入れるかを考えて作られてるアルバムだなと思いました。

私的にはちょっと大丈夫か?と最初思ったのが正直な感想。トレンドに寄せてるとは思ってたけど想像以上にサウンドが変わっていて、今までの既存ファン置いてけぼりくらわないかコレ?と思いました。要所要所にバンタンらしさはあるのだけどKPOPぽさはないのでKPOPとしてのバンタンが好きな人はちょっと面食らうくらいの攻めたアルバムになってるなと。

と、最初聞いた感想はそんな感じなのですが、私的新譜聞いた時あるあるで、何周かするとまた違った感想が出てくるんですね〜。

 

という事で、一曲一曲のレビューいきます。

音楽的専門知識がないので自分なりの感想です。

 

01.
Intro : Singularity


 先行して解禁されていたテテのソロ。これネオソウルというジャンルらしく、フランクオーシャンとかジョンレジェンドあたりを指すようです。テテめっちゃ好きだよなこういう系。最初聞いた時Gallantを思い出しました。

Gallant - Weight In Gold (Official Video) - YouTube

おしゃれな雰囲気に妖艶さが合わさってムーディーな曲になっていますね。テテのダンスもバンタンの曲では見られないタイプのシックな感じです。でもこの曲も最初聞いた時すっごい攻めてるー!こういう曲出せるKPOPつよい…と思いました。こんな曲調日本のアイドルじゃ考えられない。KPOPだから、バンタンのファンダムだからできることかなと思いました。何にせよこの曲調に世界観はキムテヒョンにぴったりです。

 

02.
FAKE LOVE

きました、タイトル曲。

これはSingularityを初めて聞いた時とは逆の意味でびっくりしました。

すごいキャッチーじゃないか!KPOPというかJPOPぽい?メロディアスでサビがはっきりしていて、これぞタイトル曲という曲だなと。

エモトラップというジャンルらしいです。

帰ってきた代弁者たち。エモトラップが示す道 | FUZE

エモトラップは90年代のオルタナティブグランジロックを思わせるギターフレーズのサンプルにTrapのビートをのせたサウンド、そして前述した鬱、自殺などがテーマのリリックが特徴だ。

グランジ…ロック…真っ先にニルバーナやパールジャムが思い浮かびましたが実際聞いてみるとロック要素ないやんけー!!(ちゃぶ台ひっくり返す)と荒ぶりました

ロック厨としてはワクワクしてたのに…

(後日追記:聞けば聞くほどギター音がきちんと鳴っていることを確認)

と、まあそれは冗談ですがこれは世界観が完全に血汗涙ですよね。ダンスといいMVといい曲調といいあの時の少年達が大人になった…というような雰囲気を感じました。

この曲は割と日本人好きなんじゃないかなーと思います。サビはっきりしてるしラップもクセ強くないし何よりサビのFAKE LOVEの繰り返しが印象強い。バンタンはこういうキャッチーなんだけど上手くトレンドに寄せる曲を出せるのが強いよなーと思います。


03.
The Truth Untold (Feat. Steve Aoki)

これはバンタン初めての壮大なバラードですよね?ここまで最初から最後までバラードに徹した曲ありましたっけ?(もしあったらすみません!)しかもみんな言ってるけどエオキ兄さん!!バリバリEDMで来るんだろうなー?Best of me的な感じかなー?Cake meふぅ〜〜!!パリピパリピ!!とか思って蓋を開けてみるとこの曲で、トラック間違えたかなと思いましたよ。

エオキ兄さんこんな曲も作らっしゃるんだ(日本語おかしい)…新発見!!と思いました。

ボーカルラインの低音から高音までをあますことなく堪能できる壮大なバラードです。あと何がびっくりしたってこれを3曲目に持ってきてること。普通はoutroの前とかにある曲だと思うんですが、コレ後々アルバム通して聞くと流れ的にココに置くのがぴったりだったのかなと。
 
04.
134340

タイトルがまず読めない。134340って冥王星を意味するらしく勝手に冥王星と呼んでいます。

FAKE LOVE→TTUときて次はアップテンポ系くるか?と思っていたのでまたまた静かめなシック路線できたのでびっくり。これは何というジャンルだろう??ミンユンギパートずるいな??ミンユンギの話しかけるようなラップはどうなの??ずるいよな??全体的に一定のテンポを保って奏でられるメロディが心地良い曲。
 
05.
Paradise

この曲は個人的に1番か2番目に好きです。各メンバーの声質や歌い方、パート割がバランス良くハマっていて聞けば聞くほどハマる曲。前半のムーディーな雰囲気から後半はコーラスワークを取り入れてるあたり上手い〜!シンガロングできそう。雰囲気がLOSTぽいかなと思いました。つまり、好き。

あとパクジミンの声が1番ハマってる曲。


06.
Love Maze

4→5→6の流れ完全に洋楽すぎて笑う

この曲ちょっとジャスティンぽいかなと思いました。この曲はボーカルラインの印象が強いかなと思うけどなんだかんだラップラインの特性も生かされてるんだよなー。
 
07.
Magic Shop

ウリマンネジョングク作詞作曲の曲!!

ラードかなと思ってたら程よくEDM調であ〜ジョングクっぽい!!ジョングクさん好きそうなやつ!!そしてアンセム感ある!!

これファンソングなんですよね(泣)

絶対みんなで歌えるように作られてるよ…シンガロングすること考えてる。曲調もすごく優しさを感じるんだよな〜。ピースフルな雰囲気。
 
08.
Airplane pt.2

きました!!ラテン!!予想通りのトレンドの取り入れ方!!しかもAirplaneだと…

ホソクー!!!1:56〜のホソクミクテの一節が入っていて思わず唸る。上手い、ほんとさらっと入れるの上手い。これは踊りたくなるやつ。ダンスあるみたいなので楽しみだなー!
 
09.
Anpanman
 きました。きましたよ。

(⚈ ̍̑⚈͜ ̍̑⚈) 「呼んだ???」

まずテテのエフェクトかけたあんぱんま〜ん〜!!で盛大に吹き出しました。

これはさ、もう日本人として仕方ないと思うんだ。しかも冒頭だけじゃなくて何度もアンパンマン言うてるよoioi…しかも何がやっかいってネタ曲でもなんでもなく普通にかっこいいんだよこの曲。だから何回も聞いては笑ってしまうのよ。進撃の防弾もだけどタイトルとは裏腹に曲自体がいわゆるバンタンらしさを貫いたラップラインをメインにしてるからカッコいいのよ…これもパフォーマンスあるみたいなのでめちゃくちゃ楽しみ。アンパンマン!!という掛け声をライブでするとこまで見えた…!!

あとサビのとこがやっぱりリンプのローリンだよ!!好き!!


10.
So What

これが実はエオキ兄さんの曲じゃないか?というようなEDM調の曲。ライブで盛り上がるやつ〜!!7→10は前半のシックで落ち着いた曲調とは反対に割とアップテンポな曲が多いけどこれが最たる曲かな。
 
11.
Outro : Tear

ミンユンギが推してた曲(信者)

ラップラインの新境地。サイファーとはまた別のベクトルの曲。Paradiseと同じくらい好きな曲。ストリングス調の曲入ってたらいいなって思ってた私の願いが叶った〜泣

ストリングス入れるの上手すぎない??

ラップラインとハマりすぎていて、それがoutroだなんて最高ですよ。

 

以上ざっと感想を書いてみました〜。

一応10周くらいは聞いてみての今の感想ですが、今後ステージパフォーマンスやライブなんかを見てまた印象が変わるかもしれないし楽しみですね。

各曲クレジットはこんな感じでしょうか。

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あとアルバムを通しで聞いてみて感じたのは前半はシックに重ため、新境地の曲調、ボーカルラインが特徴的、後半はアップテンポで明るめ、既存のバンタンらしさがありラップラインが特徴的…というざっくりにはなりますが前半と後半で印象が違う、2面性のあるアルバムかなと思いました。

outro:tearで終わるのも次の「結」に繋がっていくような…後半になるにつれ光が差すような…そんな印象が残りました。

 

Twitterにも書いた感想なんですが、曲調がかなりトレンドに寄せているので洋楽感は否めないのだけど、バンタンらしさはやっぱりラップラインが支えてると思っているのでそこがブレない限りはどれだけサウンドを洋楽仕様にしても大丈夫だと思っています。私的にバンタンはKPOPというよりは「防弾少年団」というジャンルが確立していて、そのジャンルの中で進んできたグループというイメージ。3人ともミクテ出したけど三者三様で個性がバラバラで表現の仕方も違う。今回のアルバムはそのミクテで表現した3人の良さが失われることなくアルバムにも反映されているなと思いました。

制作にもラップラインは関わっているし、自分達の良さを1番わかっていて上手く表現できていると思います。この人気絶頂の時って1番大変だと思うんですよね。自分達がやりたい音を取り入れたいけれど売れる曲を求められる。その絶妙なライン…考えただけで絶対気が狂う…(勝手に苦しむ) 

まあこれはバンタンだけじゃなくて全てのアーティストに言えることですが…。人気であればあるほどハードルは上がる。絶妙なライン、バランスをいかに崩さずに保てるか。今回バンタンは少しだけ攻めたのかなと思います。あれだけのファンダムがある彼らだからこそできたアルバムかなと思いました。

バンタンに出会ってからhip-hopを聞くようになったし、アイドルを応援していたのに聞く音楽ジャンルを広げてもらっていることに気づきました。バンタン凄まじい…。

 

長くなりましたが、レビューという名の感想記事を終わりたいと思います。

ではまた次回。