ELLEGARDEN復活によせて
はじめに。
今回の記事はタイトル通り、防弾少年団とは関係ない記事です。私がただ書きたくて思いのたけをひたすらに書き綴っています。思い出いっぱいエモさ爆発の記事になりました。よろしくお願いします。
ちなみにELLEGARDENとは…ELLEGARDEN - Wikipedia
5/10
Twitterトレンドに、ある文字を発見。
「エルレ復活」
それが何を意味するのか…。最初はデマだろうと思った。しかしツイートを詳しく見てみると、数々のバンドマンや公式アカウントがつぶやき、ニュース記事にもなっている。
この文字の重み。この一行があまりに衝撃で一瞬思考が停止した。
2018年。それは予想できたものではあった。
ELLEGARDENというバンドが活動休止をしたのが2008年。今から10年前。10年という節目の年である今年、いよいよ復活するということか。それでもすぐには信じられなかった。というよりも実感がわかなかった。
この写真を見てもはっきりとした実感はわかない。正直、今でもあまり実感がない。
ずっと念願だったこの並び。いろんなフェスで一緒にはなっても、私達が見ることはできなかったこの並び。それが、この4人がこうしてまた同じフレームの中に収まっているという事実。ああ…やっとか。やっと復活するのか。
細美さんのblog この言葉。
この10年間フェスの弾き語り(ソロ)では何度かエルレの曲を聞いたりしていたし、約束は守るという言葉も何度も聞いた。
でも改めてこうしてブログでこの言葉を見ると、あっという間の10年間だったけれどやっぱり長かった。約束守るって言われても心のどこかで信じきれてなくて、もう復活することはないんじゃないかと思ってた。そんな思いがこみ上げてきた。すぐにエルレを聞くことができなかった。嬉しいけれど何故か今すぐには聞けなかった。
気持ちがそわそわしていたので、とにかく友達に連絡してライブのことを話し合ったり、Twitterで沢山の感想を読んでいた。
信じきれなくて実感がわかなくて、とにかく落ち着かなかった。
私がELLEGARDENと出会ったのは2006年頃。その頃、イベントコンサートスタッフのバイトをしていた時に何度かエルレのライブに入ることがあった。初めては大阪城ホールであったFoo fightersの前座でエルレが出演していた時。
凄まじい爆音だったことは今でもはっきり覚えている。第一印象はとにかく「うるさい」だった。案内に必死だったこともあるが本当にけたたましい音楽という印象だった。
その頃はバンド系の音楽を聞く習慣もなかったので余計にそう感じたのかもしれない。
その次が今はなき南港にあったZepp osakaであったエルレワンマンライブ。
コンサートスタッフのバイトでは大阪城ホールや京セラドームなど大きい会場しか行ったことがなかった私が初めてライブハウス担当でワクワクしていたのを覚えている。そして自分の人生においても初めてライブハウスに足を踏み入れたのがこのエルレワンマンライブでのバイトだった。ライブハウス内に掲げられた「モッシュ・ダイブ禁止」の張り紙。
先輩にモッシュ・ダイブとは何かを教えてもらったのもこの時が初めて。
ライブハウスでは案内はなく入り口もぎりだけだったが、私が感じたのは大きい会場に来る客層と違ってみんながライブ慣れしていること、ライブ終わりみんなの顔が満足そうな笑顔でとても楽しそうだったこと、それが当時の私には軽く衝撃で、ライブって楽しそうだな、エルレガーデンってどんなバンドなのかな?と徐々に興味を引かれていった。
多分、それがはっきりとした私のエルレガーデンとの出会いだったと思う。
それから音源をTSUTAYAでレンタルして聞くうちにすっかりハマっていき、CDやDVDを買った。10月頃にあったライブにも初めて行った。
ライブハウスの入り口でチケット枚数を数えながら扉越しに微かに聞こえてくる音や歓声を何気なく聞いていた半年前の自分が今度はその内側にいる立場になった。
初めて見たエルレガーデンは楽しかった。正直今はっきりとは思い出せない。楽しかったという感情は覚えている。
新しい出会いも沢山あった。エルレがきっかけで出会ったライブ友達は今でも10年以上の付き合いになる。
ライブに行くことの楽しさや、人との出会いをくれたエルレガーデン。
2008年に活動休止することが発表された時、私は何故か落ち着いていた。
あまりにも大きくなりすぎたファンダム。ライブのたびにルールやマナーで荒れるネット。需要と供給が見合わず取れないチケット。
人気と共に膨れ上がっていくネガティブな物事がエルレガーデンを取り巻いていた。
だから、休止するという発表を見て、ああ…やっぱり。そうなのか。と悲しい気持ちよりどこか諦めのようなやるせなさを感じた。
解散じゃなく休止。
ファンを心配させまいと自分の言葉を丁寧に綴っていた細美さんのblogを読むうちに襲ってくる虚無感と不安と寂しさで涙が止まらなかった。
活動休止前最後のワンマンライブZeppツアー。ものすごい倍率だった。申し込んでいた自分のチケットは落選。周りの友達もほとんどが落選していた。諦めた私は友達と最後のエルレを見に初めてrock in japanに行った。
自分達にとってはそれが最後のライブになるからと、あえてフロントエリアには行かず後ろから眺めることにした。大トリを飾ったエルレガーデンを友達と泣きながら見た。
8月末にあったラッシュボールフェス中に一報があった。Zepp osakaのチケット1枚余っています、と。
最後の最後に行けることになった。本当に奇跡だった。
ライブ当日、駅から続くチケット譲ってくださいのボードを持った人の中を申し訳なさを感じながら歩いた。ライブ友達にも何人もチケットがない人がいた。ライブが始まると音漏れが聞こえるようにライブハウス入り口の扉が開けられたそうだ。ライブで初めてLonesomeを聞いた。私も友達も周りの人もみんな泣いていた。あんなに泣きながらライブを見たのは初めてだった。楽しかった。めちゃくちゃ楽しかったのにライブが終わって家に帰って悲しくなった。またずっと泣いていた。どうして活動休止するんだろうと思った。嫌だった。その時になって初めて活動休止の重さを実感した。
エルレガーデンというバンドがこんなに自分の中で大きな存在だったことをその時初めて実感したのかもしれない。
休止してからも各々4人は活動していたし、私も時間と共にエルレ活動休止のショックは薄れていった。でも心のどこかで復活を期待していたし、細美さんがエルレの曲を弾き語ったりエピソードを話すたびに感情が揺さぶられた。
気づけば3年…5年…とあっという間に月日が経っていった。もしかしたらもう2度と復活はないかもしれないという予感はした。何かのきっかけがないと無理だと思った。自分の中で諦めと希望をうまくコントロールしている状態だった。
私がエルレガーデンを待つ10年はこんな感じだった。都合よく待ってましたと言っている気もする。たぶん諦めてたのだと思う。もう10年前の思い出にするつもりだった。
だから、おかえり と今はまだ言えない。
ライブに行けるかはわからないけれど、行けて4人をこの目で見た時初めて言わせて欲しい。
最後になりますが、私の好きなMVを貼って〆ます。
もし初めてELLEGARDENを聞かれる方がいたらぜひCD購入かレンタルかダウンロードかストリーミングで聞いてみて下さい。
YouTubeにも公式MVが何本かあります。
ちなみに私一押しの3曲は
・Mr.feather
・I hate it
・Good morning kids
です。
長くなりました。読んでいただきありがとうございました。