これこれしかじか

ようこそ沼へ。お手柔らかに。きまぐれに。

サマソニと防弾少年団:前編

私がBTS沼にハマってから約2カ月が経ちました。

早いなー。早い。月日が経つのは本当に早いですね。今年の2/12が終わりました…(まんまですね)

まだまだメンバーについてや好きな楽曲についてなど書きたいことは沢山あるのですが、あえてその辺はまだ残しておいて、ちょっとだけ脱線させてもらいます。

 

脱線と言ってもBTSと全く関係ないことではありません。

音楽のお話です。

それはこちら。

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そう、サマソニことSUMMER SONICです。 

毎年、千葉のマリンスタジアム幕張メッセと大阪の舞洲で開催されている音楽フェスですね。

上の画像は今現在(3/3)発表されているラインナップです。まだまだ今後も追加発表はあります。

基本、洋楽フェスですが邦楽勢やkpop勢も沢山出演しています。近年はkpop勢に限らず他のアジアのバンドが出ていたりと割と幅広いラインナップを特徴とするフェスです。

 

さて、話は本題に入りまして、3年前の2015年にBTSは両会場に出演していました。

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まだ防弾少年団だった頃です。(今もそうだけど!!笑)

そして、私が今日この題材でブログを書こうと思ったきっかけは何を隠そう、私がその年にサマソニに行っていたから!!!

 

忘れもしない3年前の大阪会場、舞洲スポーツアイランド…早朝の4時に起床し、最寄り駅よりさらに歩いた駅から始発に乗り会場まで行きました。何故始発か??私はサマソニに行くと必ずゲットするグッズがあるのですが、それがこちら。

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出演者一覧が散りばめられたサマソニTシャツです。何かと記念が大好きな私はサマソニに行ったら必ずこれを買う!をモットーとしていました。ただし今はもうその感情は捨てました…増えすぎた数々のバンTに生活圏を脅かされているため(断捨離中)

3年前の私はまだそのモットーに生きていたので気合いを入れて始発に乗ってまでゲットしたかったのです。

そう、このTシャツ、とても人気なので(同士がいるな)普通にサマソニ来て普通に買えたらラッキーです。だいたい発売開始してすぐにソールドアウトしてしまいます。サイズにこだわらなければあるかもしれませんが…笑

そのため、サマソニに行く時は必ず始発で行っていました。始発で行かなければ、ソールドアウト云々ももちろんですが、死ぬほど長いグッズ列に何時間も並ばなければなりません。(時と場合にもよりますが)

何時間も並んでいたら開演してしまいサマソニに来た意味がなくなります。私はグッズ列に並びに来たのではない!サマソニにライブを見に来たのだ!!

そう言った理由で、睡眠時間を犠牲にしてでも朝一でサマソニに来ていました。

 

またまた長くなりました。(いつものお約束)

話を戻します。

さて、2015年…いつものように舞洲に到着し暑さと眠さの中グッズ列に並んでいた私の目に飛び込んで来たものがありました。

 

団扇。

 

暑いもんね〜!!大事だよね〜!!ナイス装備!!

………じゃなくて。

 

蛍光色の文字入り団扇。

 

デコってるなんておしゃれ〜☆かわいー!!!

………でもなくて。

 

防弾少年団 と書かれた団扇。

 

???????(not文字化け)

 

?????????

 

私の頭にさっとよぎった感情…

 

見なかったことにしよう、そうしよう。

 

これは今だから言えるんですよ。今だから言いますが…

 

防弾少年団って何?ダサい名前wwwwww

 

ああっ!!!言ってしまった…

でもぶっちゃけダサさでは群を抜いてる名前だと思います。でも名前なんてあくまで飾りです要は中身なんです!!

 

とりあえずその時の私は名前のダサさとついにサマソニにも団扇を持ってくる人種が現れた!という何ともネガティヴofネガティヴな感情しかなく、サマソニも某ネーションみたいな感じになるのかな…なんて思っていました。

a-nation(某にした意味)がどうと言いたいわけではなく要は棲み分けのことで複雑な気持ちになってたんです…当時の私はまだまだ視野が狭かった…

 

その団扇がアイドル文化から来るってことはもちろん世間一般的にも広く知れ渡っていますし、私もeighterだった昔、団扇作成したことあるし、団扇自体には何の罪もありません!!

ただただ、アイドル文化がサマソニ流入してくる複雑さを感じていて、防弾少年団とかダサい名前のアイドルがいるんだな、朝一からファンの子達すごいな、そりゃスタンディングだから早い者勝ちで場所取りできるもんな…みたいなことを考えていました。

 

そんな2015サマーソニック

 

私はサマソニを大いに満喫し、防弾少年団と書かれた団扇のこともTwitterや友達に会った時のネタにしていたくらいで、いつのまにか過去の記憶と化していきました。

 

そして2016、2017と月日が流れ、ふとどこかで防弾少年団の名前を目にして記憶が蘇ります。

ああ!!あのサマソニの!!

KPOPグループだったのか…だろうなとは思ったけど…へー、hip-hopグループね。キラキラアイドルグループだとばかり思ってたけど…

と思いながら、時が経つにつれあの団扇を持って列に並んでいたファンの子達すごい嬉しかっただろうなとか、流石クリエイティブマン清水社長…先見の明ありすぎ…と私の中の何かがゴゴゴゴゴ…と蠢くのを感じていました。

 

つまり、何が言いたいかと言うと、

 

見れば良かった!!!

 

まじでクソみたいなセリフですね。

星野源を見てサケロック時代から追ってれば良かったと言ってるようなもんです。

なんやこのミーハー野郎!そうです、そう罵られても仕方がない発言です。

 

会場にいた上に、タイムテーブルを見返してみると、特に被るアーティストで私が見た記憶があるアーティストがいない=わいは何をしていたんや?だったので本当にもったいないことをしたと思っています。

まじで同時間帯、自分が何を誰を見ていたのか思い出せません。SONIC(体育館)で休んでいたかご飯を食べていたか…馬鹿なのかな??

いや、フェスというのはそういうものですよね。キツキツにスケジュールを詰め込むものではありません。空白の時間も必要です。

 

さらに追い討ちをかけるようにこんな記事まで。

 

もうやめて!!私のライフはゼロよ!!状態です。

2015年サマソニBTSはかなり好評だったようで、悔しさを否定できない私はTwitterで関連ワードを検索し、数々の好評ツイートを目の当たりにし更に自ら悔しさに追い討ちをかけるという気持ち悪いループに陥っていました。

 

あまりに悔しかったのでGoogle先生のとこで動画(WOWOWで放送されたもの)を探し、見てしまいました…

有料放送なので貼りませんが、ばっちりフルセットで見れました…

そして追い討ちに追い討ちをかけた上に自爆しました。

 

アイドルじゃなくhip-hopグループだった

 

未だにBTSの紹介文ではhip-hopグループというワードが使われていますが、やっぱり違和感あるんですよね。普通にKPOPアイドルグループで良いのではないかと。

 

でもサマソニBTSは間違いなくhip-hopグループでした。セトリと言い、ステージングといい、笑顔をふりまかず合間のMCもなくひたすら歌い、踊る。

 

何か、覚悟のようなものを感じたし、彼ら自身がサマーソニックというアウェイな舞台に挑戦しているように見えました。

ファンは団扇やペンライトを持ち、黄色い歓声も掛け声も普段のコンサート時と同じ仕様なのですが、ステージに立つ7人だけは一切その状況に甘えることなく攻めるような姿勢が印象的でした。

 

これを見て、ああなるほどなぁと妙に納得しました。

ファン以外はサマソニにアイドル??どれどれ?見てみようか…と思って見た人が大半だと思います。

まだ2015年だと名前もほぼ無名に近いしデビューしてから3年目。まだまだ新人の部類に入りますし彼ら自身も日本での大規模なツアー経験もない頃です。知名度も実力もまさに今からという時のサマソニステージ。

勝手な解釈ではありますが、自分達がアイドルだと軽く見られていること、異国の地で他ジャンルのフェスに出るということ、アウェイだと十分理解した上で一切妥協せずに臨もうと決心したのではないかと思います。

ちなみにセトリはこちら。

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 日本語曲は一曲のみ。

ファンの方ならわかると思いますが、かなりhip-hop色の強い曲ばかりです。

特にCypherを選んでいることに驚いたし、多分これは彼ら自身が考えたセトリではないかなと思います。(あくまで想像ですが)

 

実際の映像やfancamも見ましたが、曲が進むにつれ会場のボルテージも上がり、最後の進撃の防弾は一般客をも巻き込んで盛り上げていました。

サマソニには何回か行きましたが、日本人は知らない曲やアーティストには基本ノリが悪く、ノリ方を知らない人が多いと思います。

(私も決してノリが良いわけではありませんが)

 

洋楽アーティストのアウェイな雰囲気は何度も見たし、ノリが悪いことでステージングが残念になるアーティストも見ました。

ノリが悪い客も悪いかもしれませんが、ステージに立つアーティストの気持ちや姿勢って見ていたら何となくパフォーマンスにも現れるんですよね。

ノリ悪いから諦めるアーティストはこっちもなんだか気持ちは下がるし、ノリ悪くても盛り上げようとするアーティストには応えようという気になります。

BTSサマソニでのステージングはファンとなった今の自分を一旦忘れて、客観的に見ても十分拍手したいレベルの気合いの入ったライブでした。

20歳前後の若さで異国の地、アウェイな環境、忙しいスケジュールの中でのパフォーマンス。

このライブを当時見もせずに、アイドルだなんだとバカにしていた自分が恥ずかしくなりました。

沢山の人が彼らを褒めていたのがわかります。

今の彼らがあるのも、そういう妥協しない姿勢の積み重ねだと思います。

 

さて、まだまだ書きたいことはあるのですが、4000文字を越えてきたので、一旦ここで〆ます。

というか本題はまだこの先なんだけどなー!!

サマソニ後編に続く…