私の考えるBTSのこれから
沼エピソード導入編を書き終えて、次は各メンバー1人1人について書いて行こうと思ったのだけど、まだまだ見切れていない動画や知らないこともたくさんあるので、あえて今はまだ書かないでおこうと思います。
今回は私なりのBTSのこれからについて考えていることを書こうと思います。
これを書いているのが2018/2/16なんですが、つい先日までホソク、ジミンの2人が日本にプロモーション活動に来ていました。
約1週間という長い滞在、アルバム発売から2ヶ月も前というちょっと珍しいパターンのプロモーション活動。そして何より7人全員ではなくホソクとジミンの2人だけだったこと。
突然のゲリラプロモーション来日にTwitterが湧いていましたね。
後で考えれば大いに納得できるジミンのホビヒョン構ってちゃんツイートもこの2人だけのプロモーション活動を匂わせていたのでしょう。
なんともあざとい子です。(一応褒めてる)
ただ、私もTwitterのみなさんも沢山の方が思っていたこと。
何故2人だけなのか?何故この時期なのか?
あくまで推測ですが、2人だけだったのはおそらく休暇もかねていたこと。滞在日数を考えても費用がかかるため最低限の人数でプロモーション活動をするため。この2人である理由はダンス披露できること。日本語もそれなりにでき臨機応変な対応ができること…ざっとこんな感じでしょうか。
個人的には私が初めて見たバラエティ吉本新喜劇でもこの2人が1番印象に残っていたし、Mステでもタモリさん側に立ち会話をしたのはラプモンを除けばこの2人になります。
日本でのいろいろなインタビューを見てもホソクはリアクションも良くて場を盛り上げようとする姿勢がある、ジミンは愛嬌を出しつつ日本語を積極的に話そうとする姿勢、その辺含めおそらく選ばれた2人だと思います。
時期がアルバム発売2ヶ月前なのは単にスケジュールの都合でしょう。
アルバム発売してからプロモーション活動するのが普通ですが、4月はスケジュールが詰まっているのでしょうね。
と、またまた長くなってしまいましたが、本題はここから。
そもそも日本verアルバムとは???
日本語verは割とKPOPファンには不評なんですね。(BTSに限らず)
オリジナル曲も2曲のみ…嬉しいけど手放しで喜びきれない複雑な気持ち…
わかる…わかりますよ…
しかも握手会やら複数形態の特典付きやらと買わせる気まんまん!商売っ気まんまんですね!
Twitterでも言ったんですが、接触イベントは彼らの負担も大きいし、複数買わせる方法はCDそのものの価値を下げるようで私はあまり好きではないです…。
ただ、こればっかりはビジネスですから。
彼らも韓国、日本、他アジアだけで活動しているわけではないし、BTSの場合世界中の注目が集まるようになり、活動拠点をさらに海外、とくに欧米に広げたいことと思います。
ツアーは莫大なお金がかかります。
それに関しては私の好きなバンドONE OK ROCKも少し似たようなところがあるのでわかります。
日本で活動した資金で海外ツアーを回っているようなもんだとメンバーが言っていました。
機材運搬費用、滞在費用、スタッフの人件費、会場使用料…すべてのことに莫大な費用がいるわけです。
ましてBTSの所属事務所BIG HITはSMやYGなどの大手事務所ではないため海外ツアーをすることは容易なことではないはずです。
そのことを考えると、韓国よりさらに市場の大きい日本でアルバムを発売し、海外ツアーに備えるというのは納得できることではあると思います。
日本はATMのようだと言う方もいますが、あれだけ頻繁に来日し接触イベントもこなし、インタビュー番組にも出演し、日本語オリジナル曲も発売し、メンバーも積極的に日本語を使ってくれている…十分だと思います。これ以上望むことあるかな?というくらいです。
この来日頻度は感謝しかないです。
いくら国が近いからとは言え、これだけ来てくれるというのは本当にありがたいこと。
いつからか需要がなくなり供給が途絶えてしまった洋楽アーティスト界隈を見れば、来日しライブしてくれることがどれだけありがたいことかわかります。
元々、洋楽アーティストは新譜リリースやライブのスパンも邦楽勢やKPOPに比べるとかなり長いです。3〜4年に1度でも十分活動してる方です。
しかし洋楽アーティストが昔に比べて来日頻度が減ったのも事実。来日しても東京オンリー1日だけ。
来ないから興味は薄れ、興味が薄れ需要がなくなれば需要のない地域は捨てられ需要のある地域へ行くだけです。
どうしてもライブに行きたかったら自分が行くしかないのです。(過去に行ったことあり)
その辺はシビアな世界だと思います。
お金が生まれないところには行きたくても行けないのです。
冷たい言い方かもしれませんが、洋楽界隈を見ていると年々それを感じるので割と現実的に考えてしまいます。
BTSはおそらく今年、来年の2年間は特に力を入れて活動すると思っています。
BIGBANGが入隊するタイミング、自身も6年目とKPOPでは中堅に位置するようになり、下からの追い上げもある。何より兵役のことを考えるとゆっくりしている時間はなく、昨年上がった知名度を更に飛躍させ活動をさらに海外へ広げていくためにも少なくとも2年ほどのスケジュールは埋まっているのではないかと考えています。
世界的な戦略は専門的に分析することはできないですが、欧米は確実にツアー数を増やしているはずですし、まだツアーで回っていないアジアの国々にも行くでしょう。
また海外の番組にも呼ばれそうです。
むしろ韓国や日本でのライブは昔に比べると減るのでは?と見ています。(日数を減らしてキャパを増やすということもあるので必ずしもネガティブな意味ではないです)
プロモーション活動、海外ツアー、韓国でのカムバックによるテレビ出演もろもろ…相当なハードスケジュールでしょうね。
ここで私が考えるのはBTSの日本での活動についてです。
私が真っ先に理想とするのはBIGBANGですが、彼らは彼らのやり方、スタイルであの地位まで上り詰めたのですから本当に偉大な存在だと思います。何より10年間1人も欠けることなく活動してきたのは尊敬に値します。
正直に言うとBTSにはBIGBANGほどの存在になって欲しいと思います。
そのためには地上波出演を増やし、まずは知名度を上げること。
日本では何よりもそれが先決だと思います。
Twitterにも書いたのですが、日本人にとって「欧米で売れている」という言葉は魔法の言葉で「作品そのものが良い」よりも「欧米で売れているかどうか」の基準がめちゃくちゃ効きます。
正直、恥ずかしながら私もその1人だったので、BTSがビルボードやAMAに招待されたりエレンの部屋やカウントダウンに呼ばれなければ……注目はしてなかったような気がします。
これは私の個人的な考えでもあるので日本人全員がそうだと言うつもりはありません。
でもきっかけは「欧米で売れているから見てみよう」でもいいんじゃないかと思っています。
ドヤ顔で言うことではないですが、実際見て、聞いてハマらなければそれはそれ。
ただ、今の日本ではそのきっかけさえ少なく、BTSの知名度はまだまだなのではないかと思っています。(調査したわけではないので、これも憶測にすぎませんが)
ぶっちゃけて言うと今年2回くらいMステに出演すれば確実に知名度は上がると思っています。
あとは数々の日本のバラエティ番組への出演ですが、先述したとおり世界ツアーを実施するであろう彼らにそんな時間はないかと思われるし、無理はしてほしくないので、私が望むのはMステ出演だけです。
顔ペンが増えるとかミーハーが増えるとかチケットの倍率が上がるとかは、気持ちはわかります。
しかし何回も言いますが、需要がないところには供給されません。
BIGBANGは去年の日本国内ライブ総動員数年間1位だったようですね。
三代目や嵐を抑えての1位です。
YGが日本での活動に力を入れる事務所であるとは言え、国内アーティスト(しかも巨大ラスボス2つ)を押しのけて年間トップに立ったのは本当にすごいことだと思います。
確かに一気にファンが増えることで出る弊害はあると思います。もうそれはいろいろ。
でも正直、BTSは2〜3年目のグループでもなく数年後には兵役が控えているメンバーもいて、のんびり知名度が上がればいいじゃん??私達だけのBTSでいてね♡みたいなことは全く思いません。
本人達がそれを望んでいるのなら何も言いませんが、スタジアムライブ(ツアー)がしたい、もっと成長したい、やりたいことがたくさんある…インタビューではそんな言葉を見ました。
私は7人でのBTSを少しでも多くの人、もっと言えば日本人に知って欲しい。
正直、彼らにハマる前まではいくらKPOPを少し聞くと言えども、韓国という国に対して無知なことや偏見を持っているのも事実でした。
野球やサッカーでは何かとライバル関係にあり、私自身がそんな気持ちで韓国という国を見ていたように思います。
歴史の問題でどうしても理解し合えない部分はあると思います。
でも無知が偏見を生み、誤解は悪意に変わり、対立しなくてもいいことまですべて悪い方に傾いてしまいます。
彼らに出会って、彼らを通して韓国を知り、私の抱いていた気持ちは少しずつ確実に変わってきました。
私のような日本人も多いと思うのです。だからこそ少しでも多くの人に彼らを知ってほしい。
KPOPという文化が少しでも歪んだ偏見をなくすきっかけになってほしい。
歌とダンスが上手いだけのグループではないのだと。お互いが思いやりと優しさを持ち合わせて努力してここまで来たグループだということ。7人みんな完璧じゃない。長所も短所もある。私達と同じ。等身大のアイドルだということ。
そして今、彼らがやろうとしていることは人種の垣根を超えた挑戦だと思っています。
その挑戦を陰ながら楽しみ、見守り、支えていけたらいいなと思っています。
長い文章を読んでいただきありがとうございました。